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「まさか、あの人が…」を防ぐために。人事が知っておくべき、社員が倒れる前の「5つの予兆」

「突然」の離脱は、本当に突然だったのか?

ある月曜日の朝、1本の電話が鳴ります。

「〇〇さんが救急搬送されました。しばらく出社できません」

昨日まで元気に働いているように見えた社員が、突然倒れてしまう。それはご本人やご家族にとって大変辛い出来事であると同時に、人事担当者にとっても、大きなショックと「気づけなかった」という悔いを残す出来事です。

実際にあった事例でも、「急に心筋梗塞で倒れて長期休職になった社員の健診結果を後から見返すと、実は血圧が基準値を大きく超えていた」というケースがあります。

実は、多くの「突然の離脱」には、事前に何らかの「サイン(予兆)」が出ています。しかし、これらを見逃してしまうのは、決して人事担当者の皆様の観察力不足ではありません。サイン自体が、人間の心理や身体のメカニズムによって「隠れるようにして現れる」性質を持っているからです。

 

本記事では、社員が限界を迎える前に発している、見逃してはいけない「5つの予兆」について解説します。

目次

  • ✍️見落としがちな「5つの危険サイン」
  • 👀なぜ、サインは見過ごされてしまうのか?
  • ‼️「まさか、あの人が...」をゼロにするために、明日からできること
  • 🍀「見つける」負担をなくし、「守る」ことに集中する

  • ✍️見落としがちな「5つの危険サイン」

    これらのサインは一つひとつは小さな変化かもしれませんが、その裏には明確な「医学的・心理的な理由」が隠れています。あなたの会社の社員に、こんな変化はありませんか?

     

     

    ①【健診データ】「要再検査」の放置

    これが最も明確かつ、最も無視されやすいサインです。「D判定(要精密検査)」が出ているのに、「自覚症状がないから」「忙しいから」と再検査を受けていない社員はいませんか?

    実はこれ、単なる怠慢ではありません。心理学でいう「正常性バイアス(自分だけは大丈夫と思い込む心の働き)」が強く作用している状態です。

    高血圧や糖尿病は「サイレントキラー」と呼ばれ、倒れる直前まで自覚症状がほとんどありません。「痛くないから大丈夫」という本人の思い込みは、脳の防衛本能によるもの。だからこそ、本人の自主性に任せているだけでは、命に関わる疾患への進行を止められないのです。

     

    ②【勤怠】「月曜日の休み・遅刻」の増加

    「風邪」「体調不良」といった理由で、特に「週明けの月曜日」に当日欠勤や遅刻が増えていませんか?

    単なる休み癖と捉えられがちですが、医学的には非常に危険な兆候です。

    「ブルーマンデー症候群」という言葉があるように、週末のリラックス状態から仕事モードへ急激に切り替わる月曜日の午前中は、血圧や心拍数が急上昇し、一週間の中で最も心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まる時間帯だと統計的にも知られています。

    「月曜に休む」という行為は、サボりではなく、身体が負荷に耐えきれず発しているSOSの可能性が高いのです。

     

    ③【外見・行動】「極端な変化」

    「最近、急激に太った(または痩せた)」「タバコの本数が増えた」
    これらは、意志の弱さや生活の乱れではなく、「脳の疲労」の表れです。

    過度なストレスがかかると、抗ストレスホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌され、食欲のコントロールが効かなくなります。また、ニコチンなどの刺激でドーパミン(快楽物質)を無理やり出さないと精神を保てない状態は、脳が限界を迎えている証拠です。

    「だらしない」のではなく、「そうでもしないと立っていられない」状態まで追い詰められていると見るべきでしょう。

     

    ④【パフォーマンス】「ミス・残業」の悪循環

    集中力が低下し、普段しないようなミスをする。それをカバーするために残業が増える。この悪循環に陥っている時、人は「トンネル視(Cognitive Tunneling)」と呼ばれる、視野が極端に狭窄した状態になっています。

    目の前のタスクをこなすことに必死で、自分の体調不良にすら気づけない。この「プレゼンティーイズム(出社しているがパフォーマンスが落ちている状態)」は、アブセンティーイズム(休職・欠勤)の前段階と言われています。この時点で介入しなければ、いずれプツリと糸が切れてしまう、非常に危険な状態です。

     

    ⑤【反応】「連絡への無視・拒絶」

    人事が「大丈夫ですか?」「病院に行きましたか?」と声をかけても、反応が鈍い、あるいは拒絶的な態度を取る場合。
    これは反抗的なのではなく、「回避」という心理的な防衛機能が働いています。自分の状態を直視することへの恐怖や、他人と関わるエネルギーさえ枯渇しているサインです。「放っておいてほしい」という言葉の裏には、「助けを求める気力すらない」という深刻な疲労が隠されている場合もあります。

     


    👀なぜ、サインは見過ごされてしまうのか?

    これらのサインには、上記のようにすべて理由があります。しかし、なぜ「倒れるまで」防げないのでしょうか?

    その原因は、「情報がバラバラに散らばっていること」にあるのではないでしょうか。

    • 健診データ(サイン①)は、紙やPDFのままキャビネットの中。
    • 勤怠データ(サイン②・④)は、勤怠管理システムの中。
    • 本人の様子(サイン③・⑤)は、現場の上司の記憶の中。

    これらが統合されていないため、「血圧が高くて(身体的リスク)、最近月曜に休みがち(行動的リスク)」という複合的なサインを出している「本当に危ない人」を、人事がタイムリーに見つけ出すことができないのです。

    アナログな管理のままでは、膨大な社員の中から「今すぐケアが必要な一人」を見つけ出すのは砂漠からダイヤを見つけるように難しいものといえます。

     


    ‼️「まさか、あの人が...」をゼロにするために、明日からできること

    すべてのサインを目視でチェックするのは不可能です。しかし、仕組みを少し変えるだけで、リスクを早期発見できる確率を上げることは可能です。

     

    ✅ TIPS①:データの「横串」を通す

    まずは、ハイリスクな社員だけでも構いません。「D判定者リスト」と「残業時間・欠勤データ」を突き合わせてみてください。「健診結果が悪いのに、残業が多い人」は、最優先でケアすべき対象です。

    ✅TIPS②:「抽出」の基準を明確にする

    産業医の判定を待っていると、数ヶ月のタイムラグが生まれることがあります。「血圧〇〇以上」「血糖値〇〇以上」といった独自の「アラート基準」を設け、健診結果が届いた瞬間に、事務的にでもリスク者を抽出できるルールを作りましょう。

    ✅TIPS③:専門家の力を借りる「仕組み」を作る

    人事だけで抱え込まず、産業医や保健師、あるいは外部の医療サービスと連携し、リスクが高い社員を自動的にプロにつなぐ導線を作りましょう。


    🍀「見つける」負担をなくし、「守る」ことに集中する

    社員の予兆に気づくために、人事担当者様が毎日データを睨みつけて疲弊する必要はありません。テクノロジーを使えば、その「気づき(抽出)」は自動化できます。

    スマートワンヘルスが実現する「早期発見」

    私たちは、人事担当者様の「見逃したくない」という想いを、テクノロジーでサポートします。

    • ✅リスク者の自動抽出: バラバラな健診結果(PDF等)をデータ化し、ハイリスク者を即座にリストアップ。 「産業医判定待ち」の空白期間をなくします。
    • ✅自動での受診勧奨: 抽出されたリスク者には、AIを活用して行動変容を促し、受診に繋げます。受診が確認されるまで繰り返し自動勧奨するので、担当者は結果を確認するだけです。

     

    「元気なままでいてほしい」という願いを叶えるために、
    「昨日まで元気だったのに」という悲しい言葉を、もう繰り返さないために。

    予兆をいち早くキャッチし、適切なケアにつなげる仕組みを持つことが、従業員と会社を守る一番の近道です。

    まずは、あなたの会社のリスク者抽出の方法を、一度見直してみませんか?
    私たちは、その「気づき」の仕組みづくりからお手伝いさせていただきます。

    今すぐできる第一歩:スマートワンヘルスの資料請求・導入相談はこちらから

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